ご自身の健康を記録する
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ウェアラブルトラッカーは膨大な数値を出してくる。 どれも同じくらい正確そうに見えるけど、信頼できるものとそうじゃない ものがある。 この動画では、どの数値が行動に移す価値があるのか、どれが軽く 見るだけでいいのか、そして治療の前後でトラッカーをどう使うかを説明 する。 トラッカーの数値は3つのグループに分けて考えるといい。 まずは心拍数や歩数みたいに、直接測れるもの。 それ以外、睡眠段階や消費カロリー、それにフィットネススコアみたいなもの は、デバイスが推定している。 次に、レディネスや回復スコアみたいに、いくつかの推定値を組み合わせ たものがある。 メーカーが公開していない計算式を使っている。 睡眠はいい例で、推定にすぎない。 というのも、トラッキングは、見た目が精密そうなチャートが示すほど 正確じゃないからだ。 トラッカーは寝ているときはうまく判別できるけど、横になって起きて いるときは見分けるのが苦手だ。 睡眠段階も、当たるのはだいたい半分から3分の2くらいにすぎない。 対照的に、デバイスで見る数値の中で安静時心拍数はいちばん信頼でき て、いちばん当てにされてない指標だ。 それがいつもの水準より何日も高いままなら、感染、体調不良、睡眠 不足や飲酒のはっきりしたサインになりうる。 レディネススコアは独立した検証がされてないから、安静時心拍数の ほうがより良い目安になる。 関連する数値に、心拍変動がある。 これは、ある心拍と次の心拍のあいだの間隔のわずかな変化を測るもの だ。 これは、同じ人について時間をかけた傾向として見たときにだけ 役に立つ。 というのも、月経周期や避妊、そして閉経で変動するからだ。 たった一晩じゃ分かることはほとんどなく、数値を他人と比べることもでき ない。 直接測れる歩数は自分の行動を変えるのにいちばん役に立つ数字で、トラッカー をただ着けるだけでも増えがちだ。 治療中、週ごとに歩数が着実に落ちていくなら、チームに伝える価値 がある。 フィットネススコアは信頼性が低めで、手首での推定値は人によって かなりズレることがある。 それでも、フィットネスそのものは長期的な健康を予測する強い指標の 一つで、がんの後でもそうだ。 だからこの数値は大まかな傾向として受け取って、活動的でいるため のきっかけにするといい。 同じ注意は、皮膚温と血中酸素濃度の測定値にも当てはまる。 これらは一般向けデバイスで独立した検証がされていない。 トラッカーの酸素の測定値は、医療用のパルスオキシメーター、つまり指に 挟む小さなクリップの代わりにはならない。 リズムのアラートはそれぞれ違う。 というのも、一部のトラッカーは心房細動を探すからだ。 心房細動は、見逃されると脳卒中のリスクが上がる心拍リズムの問題だ。 こうしたアラートの場合、実際に心房細動が引き金になっているのは およそ3回に1回程度だ。 だからアラートが出たら、診断だと思うより、心電図と呼ばれる心臓 の波形検査を手配する必要があるという合図として扱え。 どんなにトラッカーがそう言っても、すぐ助けが必要な状況もある。 化学療法中に、熱がある、震える、またはひどく具合が悪いと感じる なら、24時間対応のヘルプラインに電話する。 不整脈や速い脈に、胸の痛み、息苦しさ、ふらつき、冷や汗、片側の 力が入らない、または話しにくさが伴うなら、999に電話しろ。 緊急時以外では、治療中は診断前より数値が低くなると見込んでおく。 安静時心拍数が持続的に上がっているなら、特に化学療法や手術のあと では、チームに伝える価値がある。 睡眠スコアが悪いだけなら受診して見直してもらう理由にはならないが、 具合が悪いなら、とにかくこちらに連絡してくれ。 数字を細かく気にして見てると、新しい種類の不安が生まれることも ある。 特に、完璧な睡眠を取れるかどうかってやつだ。 気持ちよく眠れたと思った夜なのに、その数字のせいで不安になる なら、見るのをやめてもいい。 個人データを守るのにも少し考える価値がある。 それぞれのトラッカーについてプライバシー通知を読み、商用アプリに記録する ものは商用データだと思っておけ。 必要になる前に、どうやってエクスポートするか、どうやって削除する かを調べておけ。 うまく使えば、トラッカーは数週間から数か月にわたる自分の数値の傾向 を示すのがいちばん得意だ。 それと、診断前の自分の数値や、ほかの誰かの数値と比べないよう にしろ。 測定値やアラートが心配でたまらないなら、俺か俺のチームに連絡しろ。