乳がん治療の副作用への対処
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乳がんの治療には副作用が出ることがあって、何が起きるか分かって いると対処しやすくなる。 ここでは、それぞれの治療で何が役に立つかと、いつ連絡したらいい かを説明する。 今日、携帯に24時間対応の化学療法ヘルプライン番号を保存しておいて ほしい。 化学療法中と、その後6週間は、体温が37. 5度に達したり36度を下回ったりしたら、昼夜を問わずそこに電話 しろ。 これは敗血症という重い感染症の最初のサインになり得るから、朝まで 待たないでほしい。 敗血症は熱がなくても起こることがあるから、急に具合が悪くなっ たり、寒気がしたり混乱したり、呼吸が速いとか動悸がすると気づい たら電話する。 電話したときも、A&Eに着いたときも、がん治療中だと言うの を忘れるな。 そうすると診てもらえる早さが変わる。 ほかにも、熱がなくても早く対応が必要な症状がいくつかある。 腕や手、または乳房の周りが赤くなって熱っぽく、痛くなったら、 同じ日に診てもらう必要がある。 ふくらはぎが痛くて腫れているなら、すぐに相談窓口に電話し、胸の 痛みや急な息苦しさがあるなら、999に電話する。 手術後は、あざ腫れ、そして不快感が出るのは想定内で、ふつうの 一般的な鎮痛薬でたいてい楽になる。 わきの手術のあと、上腕の内側上部がしびれるのはよくあって、数か月 かけてよくなることが多いが、残ることもある。 しびれと違って、腕や手術部位の周りに新しい痛みが出るのは想定し ていないので、必ず報告してほしい。 傷跡の下の腫れもよくあることで、透明な液体がたまった漿液腫で あることが多い。 治癒過程の一部で、ほとんどは吸収されるが、不快なら外来で排液できる。 あと、赤くなったり、熱をもったり、痛くなったり、あるいは具合が悪い と感じたら、知らせてほしい。 漿液腫は、傷あと(瘢痕)の下に透明な液体がたまることで、治る 過程の一部で、必要なら外来で排液できる。 ただし赤くなったり、熱をもったり、痛くなったりしたら教えてほしい。 肩の運動はたいてい手術の翌日から始める。 放射線治療の計画には、しっかり動かせることが必要だからだ。 脇の手術はリンパ液の流れにも影響して、リンパ浮腫という腫れを 引き起こすことがある。 多くは腕に出る。 リンパ節をいくつか取った後だと、10人に1人未満に起こり、 全部取った場合は5人に1人くらいに起こる。 リスクはおよそ2年にわたって上がり続けるから、新しいつっぱり感が出 たらいつでも報告してほしい。 国のガイダンスでは活動がリンパ浮腫の原因になったり悪化させたりする 兆候はないと言っていて、だからやることを制限する必要はない。 本当のリスクは感染で、だから切り傷や擦り傷、虫刺されはすぐ手当てし て、胸のケアナースには新しい腫れが出たら伝えろ。 放射線治療中は、治療した部位の皮膚がピンク色になったり、乾燥 したり、かゆくなったりすることがよくある。 たいてい治療の終盤がいちばんひどくて、その後1〜2週間くらい続く。 皮膚がただれたり傷になったりしたら、落ち着くか様子を見るんじゃなく て、次の受診のときに放射線技師に伝える。 化学療法では、吐き気止めが事前に投与され、気分が悪くなるまで待つ より、規則的に服用するのがいちばんいい。 頭皮冷却は、治療中にかぶるとても冷たいキャップで、多くの人がより 多くの髪を保つ助けになる。 指や足の指のしびれやピリピリ感も早めに伝えてほしい。 そうすれば、ダメージが永久的になる前に用量を調整できる。 ホルモン治療の錠剤はたいてい5年以上飲み続けるもので、がんが再発する 確率を下げる効果は、ほとんど他の何よりも大きい。 関節の痛みはよくあって、こまめに体を動かすこと、運動、そして市販 の鎮痛薬でも楽になるし、別の錠剤に切り替えるのも手だ。 タモキシフェンを飲んでいるなら、抗うつ薬のフルオキセチンとパロキセチンは 避ける必要があるから、新しい薬を飲み始める前には必ずこっちに確認 してくれ。 それから、腟からの出血があればすぐに知らせてくれ。 特に閉経を迎えているならなおさらだ。 腟の乾燥もよくあることで、保湿剤と潤滑剤を使うのがまず最初の 一歩になる。 アロマターゼ阻害薬は骨を薄くすることがあるから、開始時にはたいてい 骨密度検査を勧めるし、荷重がかかる運動が骨を守るのに役立つ。 ホルモンの錠剤でつらくて、やめようかと思っているなら、まずはこっち に言ってほしい。 ほとんどの場合、何かしらできることがある。 これらの治療すべてで、疲労はよくあることで、普通の疲れとして 扱わない方がいい。 活動量を少しずつ増やすのが、これまで試されたどの方法よりも一貫 して効く。 何か心配なことがある、または副作用で治療がつらいなら、俺かチーム に連絡してくれ。