サウナ、冷水、赤色光
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患者はよくサウナや冷水浴、赤色光パネルが効くのかと聞いてくる。 どれにも本物の科学的根拠が多少あって、その上に大量のマーケティング が乗ってる。 この動画で、その二つを見分ける手助けをする。 根拠は宣伝が示すほど厚くない。 というのも、疲労や痛みの対処に関する主要ながん診療ガイダンスには、 サウナや冷水、赤色光のことがまったく出てこないからだ。 だからといって、有害とか無価値という意味じゃない。 単にがんケアで重要な転帰を改善すると、まだ誰も示せていないと いうだけだ。 例外はごく狭い範囲で一つあって、あとで戻る。 サウナはいい例で、研究のほとんどがフィンランドの中年男性の一つの 集団から来てるからだ。 その研究には女性も乳がん治療を受けた人も含まれていなかったから、 その結果は自分には当てはまらないかもしれない。 熱は心拍数も上げて、血管の抵抗も下げる。 特定の心臓の病気があるなら、ここは注意が必要だ。 冷たい水も似たようなもので、炎症を減らすって読んだことがあるか もしれないが、試験結果はそうじゃないことを示している。 まとめて解析すると、炎症のマーカーはむしろその後に上がって、1時間 後も高いままだった。 冷たい水のあとに気分がよくなるって言う人は多いが、試験では気分 への測定可能な効果は見つからなかった。 よく引き合いに出される冷水シャワーの試験でさえ、病欠日数は減ったと 分かったが、実際には病気になる頻度が減ったわけじゃない。 ただ、以前なら家にいたような日に仕事へ行っただけだ。 冷水に関する研究で一貫して出てる結果が一つあって、筋トレするなら 重要だ。 トレ後すぐにやる定期的な冷水浴は、本来得られるはずの筋力と筋肉 の増加を減らす。 それから、温冷交代浴も何かを上乗せするとは示されてないし、サウナ の合間の冷水ドボンは、熱に対する体の反応を鈍らせるかもしれない。 赤色光治療は、臨床医がフォトバイオモジュレーションと呼ぶもので、冒頭で 触れた唯一の限定的な例外だ。 幹細胞移植中、または頭部と頸部への放射線治療中に起こる痛い口内 潰瘍を予防するのに役立つとして推奨されている。 そこでは、治療の一環として訓練を受けた臨床医が施行する。 小規模な試験でも、放射線治療中の皮膚反応を防ぐのに有効だと 示されていて、その多くは乳がんの女性でのものだった。 だけど、レーザー光は治療開始時から臨床医が照射していて、オン ラインで買ったパネルとは全然違う。 考えられる効果が何であれ、乳がん治療を受けたあとは安全上の注意 のほうが重要になる。 リンパ浮腫がある、またはそのリスクがあるなら、NHSの助言ではサウナ やスチームルームの熱でむくみが増える可能性がある。 手術後に感覚が鈍い皮膚は、気づかないうちにやけどすることもある。 心臓の状態によっては特に注意が必要だから、不安定狭心症や最近 の心筋梗塞があるなら、サウナに入る前に助言を受けてほしい。 同じことが、重度に狭くなった心臓弁や、コントロールされていない 不整脈にも当てはまる。 冷水も同様で、心疾患があるまたは心拍を遅くする薬を飲んでいる なら、同じくらい注意が必要だ。 冷たい水にはそれ自体の危険がある。 冷水ショックは数秒で始まり、最初の1分がいちばん危ないから、外の 水域で一人で泳ぐな。 それと、赤色光を使うときは目を守れ。 腫瘍チームが同意しない限り、乳房、傷跡、脇の下には当てるな。 どれを試すにしても、温熱や冷却の最中またはその後に胸の痛み、 動悸、あるいは気が遠くなりそうな感じがしたら、やめて中から出る。 胸の痛みが数分以上続く、または気が遠くなりそうなら999に電話 して、新しい腫れがあれば乳房ケア看護師に伝える。 全体として、サウナは気持ちいいし、きっと体にいい可能性もあるが、 証拠ではまだそれを証明できない。 治療中にこれらのどれかを試そうと思ってるなら、俺かチームに連絡 してくれ。